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お肌の仕組み

お肌は人体最大の臓器!

人体最大の臓器ともいえるお肌の仕組みについて、スキンケアグッズとしてのこんにゃくスポンジの役割もまじえながら、医学的・科学的な視点で解説していきます。

お肌のしくみについて

実はお肌(皮膚)も、心臓や肝臓と同様に臓器に分類されます。皮膚とは皮膚層の「表皮」「真皮」「皮下組織」、そして付属器である「爪」「毛」「皮膚腺(脂腺・汗腺・乳腺)」の総称を指します。爪や毛は、表皮の細胞が変化してできたものです。

お肌(皮膚)の厚さは平均約2mm。お肌の外側で潤いを保ち、外部からの異物の侵入や刺激を防ぐ表皮は、なんとわずか0.2mm程の薄さです。さらに、表皮の一番外側を覆う角質層ともなると、0.01~0.02mmの厚さ。これは、ラップフィルムより薄いそうです。お肌は強くこすったり引っ掻いたりすることはもちろん、強い洗浄剤などでもすぐにダメージを受けてしまいます。だからこそ、刺激のない柔らかな天然素材を使って、やさしくスキンケアをすることが大切といえます。

表皮の内側にあり皮膚組織の大部分を占める、皮膚本体とも呼べる真皮は、「コラーゲン線維」の束が網状になってできており、その間はゼリー状の「基質」で満たされています。これに「エラスチン線維」も加わることで、お肌の弾力・柔軟性が生まれます。真皮には免疫細胞(組織球・肥満細胞等)や、毛包・皮脂腺・汗腺・血管・リンパ管・神経などがあり、生理的に重要な役目を果たしています。そのため、臓器であるお肌を健康な状態に保つことは、身体の健康にとっても重要。スキンケアは、美容面でも健康面でも非常に大切な行為といえます。

お肌に潤いをもたらす皮脂。多すぎると、ニキビの原因に!

皮脂は、毛穴の皮脂線(脂腺)から分泌されます。皮脂には水分の蒸発を防ぎ、お肌や髪に潤い・光沢・滑らかさを与えてくれる働きがあります。また汗と混ざることで皮脂膜となりお肌を保護してくれますが、皮脂が多すぎるとお肌が汚れやすくなり、皮脂が刺激となってニキビなど肌荒れの原因になることも。「Tゾーン」は最も脂腺が発達しているため、この箇所の余分な皮脂をやさしく取り除けば、お肌本来の潤い・艶を程よく保つことに繋がります。

そのほか、脇の下・外陰部・胸・背骨に沿った部分なども脂腺が発達しています。皮脂の分泌量は、女性の場合副腎アンドロゲンに、男性はテストステロンという性ホルモンに影響されます。また年齢・季節・食べ物などにも左右されます。女性の場合は一般的に思春期から20代まで、男性では思春期から40代までの間にピークに達するようです。つまり、この期間に正しくスキンケアを行うことが大切なのです。

お肌が生まれ変わるのは、約28日周期

皮膚の一番外側にある表皮は、外側から順に「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」から構成されています。基底層では毎日ケラチノサイト(角質細胞)が生まれ、これが皮膚の表面に押し上げられていきます。

病原体や外気、化学物質などから身体を守り、体内の水分の蒸発を防ぐバリア機能を持つ角質層。角質層は役目を終えると、角片(垢やフケ)として剥がれ落ちていきます。この流れを、皮膚の新陳代謝=「ターンオーバー」といいます。ターンオーバーの期間は約28日といわれ、この周期が乱れることで肌トラブルが起こりやすくなります。ターンオーバーが遅れると古い角質が残り、ごわつき・くすみ・シミ・シワなどができやすく、早すぎると未成熟な細胞が表面に現れ刺激を受けやすい状態になり、乾燥肌・肌荒れに繋がってしまうのです。
周期の乱れる原因は加齢・更年期によるものから、季節・睡眠不足・ストレス・偏食・間違ったスキンケアなど、実にさまざまです。

健康な状態のお肌は、自ら保湿成分を分泌し、角質層内に水分を蓄え、常に20~30%の水分状態を保っています。素肌が健康であれば、お肌の潤いをキープすることができるのです。

正しいスキンケアとは?

正しいスキンケアとは、ずばり「お肌(皮膚)の構造・機能を損なわないようにケアすること」。 お肌の一番外側にある角質層には、潤った健康な素肌を保つためのバリア機能が備わっています。この機能が壊れてしまうと肌トラブルが起こりすくなります。角質層を傷めてしまう原因として多いのは「お肌の汚れ」「長時間にわたるお肌の水濡れ」「お肌のこすれ」です。さらにもうひとつ「間違ったスキンケア」があります。
「洗いすぎ」「こすりすぎ」「保湿しすぎ」といった過剰ケアは、お肌の健康には禁物。例えば石けんで洗顔するとお肌がアルカリに傾き、さらにタオルで強くこすりすぎると、汚れだけでなく新しい角質まで剥がれ、徐々にバリア機能が弱まってしまいます。
天然マンナン繊維でできている「こんにゃくスポンジ」には、その繊維そのものが水分が含むことで、お肌を傷つけにくい水の膜をつくってくれます。このこんにゃくスポンジでやさしく撫で洗い、お肌をいたわりながらケアしていきましょう。

一日中していたお化粧は、きちんと落とさないと肌荒れに繋がります。専用クレンジングでしっかり落とし、余分な皮脂は洗顔料で落としましょう。洗顔料を使うときは、よく泡立ててからこんにゃくスポンジで円を描きながら、やさしく撫でるようにして洗ってください(※こんにゃくスポンジは洗顔料なしでもご使用いただけます)。
また、「湯船に浸かるとなんだか肌がかゆくなる」といった場合は、素手で掻かずにぜひこんにゃくスポンジを使ってみてください。お肌を傷つけませんし、またこんにゃくですので色素沈着の心配もありません。過度にお肌を刺激しないため、かゆみのぶり返しも抑えられます。

こんにゃくスポンジそのものには、ニキビや肌荒れを治癒する効果はありません。 しかし、天然マンナン繊維からなるこのスポンジは、正しく使うことで傷つけずにお肌をツルツル・スベスベの状態に導いてくれます。お肌の持つ自然治癒力(=新陳代謝)を損なわずに、本来の潤いある素肌を目指すなら。ぜひこんにゃくスポンジをご活用ください。

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